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猿啼奥出雲集
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猿啼奥出雲集
和歌にこめた思い
新しい古典和歌の歴史をつくる!
内田かつひろ/和歌DJうっちーのご紹介
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歌人紹介
猿啼奥出雲集
全歌
恋
懐恋
うらがるる松風ばかり残るらむ月は遥けき面影にして
さみだれて夢の足音かぞふれば小泥(こひぢ)の末に見し人の影
みに染まる色もありけり橘の昔語りの人を思へば
秋すぎて花の色香はなけれどもいまだ心をゆりし面影
ほの揺りし麦わら帽の萬壽菊えやは忘れぬ夏のこひかな
ひとつふたつかへる昔もありにけり夏匂ひけるライラックの花
夢見てもやがて消ぬべき露なればやむことなかれ夏の村雨
夕映えの花ほのかにて薄紅の君とつないだ並木の桜
ひと知れぬ宿に果つべき夕顔のうつろひてまた花ぞさきける
木枯らして落ち葉衣をまとふ身はなお断ち切れぬ色ぞありける
セーターに残るむかしの移り香は編むことかたき恋のおだまき
セキレイのうら恋しかる悪戯になほ懲りずまの藻塩焼くらむ
花一輪かざる黒髪思ひ出づ枯れ果つ野辺に秋桜の花
黒髪を撫でるあなたのそよ風は昔のままに夢通ひけり
初雁の久しき声に思ひ出づ見上げし月は同じ月かな
秋風の染みる枕に影落ちて離れにし人の夢にだに見む
月影のおもひおこせる一人寝はゆめの枕に匂ふたちばな
五月雨のみだれて今朝のつゆけきはゆめの枕に匂ふたちばな
初恋はストロベリーフィールズ甘く見ゆるは時を経てなり
久方の空に消えゆく月影に君の幼き面影を見ゆ